歯のはなし

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予防歯科

2019.12.03

子供(赤ちゃん~14才)の歯磨き&検診

子供(赤ちゃん~14才)の歯磨き&検診

親:子供の歯が生えてきました!2本ちょこちょこって、可愛いですね!

Dr:お!じゃあ歯磨きをしてあげてください^^

親:えっ、もう歯磨きを始めるのですか?

Dr:歯が生え始めた時から歯磨きスタートです。

親:わかりました!始めてみます。歯ブラシって、ブラシとシリコンのタイプがありますよね。
どちらを使うのがいいんでしょうか?

Dr:まぁブラシがベターですけど、噛む子もいてすぐ羽が開く場合は、シリコンでもいいですよ。
なにより歯磨きし始めの1番の目的は、歯磨きの習慣をつけることですからね。
朝食後と就寝前の、少なくとも1日2回は必ず歯磨きをするようにしましょう。
そして同時に、フッ化物入り歯磨き剤も必ず使ってください。
ゆすぎ方にも方法があるので、下のグラフを参考にしてください。

親:年齢的にまだ洗口できないような気もしますが、それでも歯磨き剤を使うべきでしょうか?

Dr:使って大丈夫です。すでに歯磨きについては、多くの研究がなされていて、研究終了している分野です。
なので、過敏症の例外を除き、子供へのフッ化物入り歯磨き剤の使用に害はありません。
むしろ、子供のだ液量は多く、歯の全体的にフッ素も流れるため、虫歯になりにくくなるのです。

親:なるほど。。あっ、こんど私の歯の検診時に子供の歯も見てもらえますか?

Dr:もちろんいいですよ。ちゃんと口を開けるときは、虫歯のチェックをしましょう。
口を開けられなくても大丈夫ですよ^^
というのも、検診というのは、歯医者に行くことを覚えるのが第一の目的だからです。
それは、今後の歯のことを考える上でとても大切。
なかなか連れてこない親御さんは多いですが、最低でも検診は1才から始めましょう。
また、検診は半年に1度のペースでOKです。
もし2~3才で虫歯ができてしまっていたら、それは異常な食生活が原因なので要注意ですよ。

親:ガ〜ン!!甘いもの食べることもあるので気を付けます。

Dr:1日2回の歯磨きに加えて、甘いものを食べた後も歯を磨く習慣をつけると、虫歯ゼロになる可能性が高いです。
虫歯や歯周病は遺伝性の面がありますが、ちゃんと予防ができるんですよ^^

親:予防できるなら、それは予防したほうが絶対いいですよね!
そのほか、歯磨きについてコツとかってありますか?

Dr:小さいお子さんは、ご機嫌なときに歯磨きしても良いですね。2才くらいからは親の真似をして歯ブラシを持ちたがるようになるので、一緒に歯磨きごっこをするような気持ちで楽しむのはおすすめです^^
他には、歯磨きをしている姿を撮影しておいて、もし歯磨きを嫌がるときがあれば、その動画を見せて歯磨きをしてみてください。
歯磨きができているときの自分の姿(成功体験)を見せると、まねっこして歯磨きをしたりします。

まとめ

今回は子供の歯磨き&検診についてお伝えしました。 簡単なまとめはこちらです。

  • 歯の生え始めから歯磨きスタート
  • 歯磨きをするタイミングは、朝食後と寝る前の1日2回+甘いものを食べた後
  • フッ化物入り歯磨き剤の使用が重要
  • 洗口はあまりしすぎないでOK
  • 小学生低学年までは仕上げ磨き
  • 検診は1才からスタート、半年に1回のペースでOK
  • 虫歯や歯周病は予防可能

子供の歯の状態は、親がどれだけ歯に対して意識的かどうかに左右されます。 歯磨きと検診で、虫歯や歯周病を予防してあげてくださいね。