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2018.09.04 予防歯科

【決定版】歯の磨き方と歯磨き粉・歯ブラシの選び方(大人編)

歯磨きする女性

適切なブラッシング方法を身につければ、虫歯・歯周病は予防できるうえに進行を止めることもできる病気って知っていますか?
歯磨きは、自宅で出来るプラークコントロール(細菌の量を減らすようコントロールする方法)です。いつまでも美味しく食事の出来る、健康な歯を維持しましょう!

今回は、歯の治療のプロ、歯医者の目線から正しい歯の磨き方・おすすめの歯磨き剤(歯磨き粉)や歯ブラシの選び方について説明していきます!

プラークコントロールに最適な歯磨き剤(歯磨き粉)と歯ブラシ

ドラッグストアやスーパーに行き、いざ歯磨き粉や歯ブラシを買おうとしても、様々なタイプの歯磨き粉や歯ブラシが並んでいて、いったい虫歯予防・歯周病予防にどれが最適なのか、素人目線では中々わかりませんよね。
まずは、歯医者の目線で選ぶ、おすすめの歯磨き剤(歯磨き粉)と歯ブラシを紹介します。

歯磨き剤(歯磨き粉)は1450ppm高濃度フッ化物入り◎ 、900ppm未満はNG!

高濃度フッ化物1450ppm配合の歯みがき剤

予防効果を維持するためには、より長くフッ素イオンをとどまらせることが重要なので、大人は高濃度のフッ化物入り歯磨き剤を使用することをおすすめします。

歯磨き剤(歯磨き粉)の量は、たっぷり2cm程度歯ブラシに取ってください。後ほど詳しく説明いたします。

歯ブラシは硬さ[ふつう]で平らな毛先のコンパクトなもの◎、極細・やわらかめ・山切りカット・大きめサイズのものはNG!

細い、または柔らかい毛先のものはコシがなく圧力が分散してしまうし、山切りカットは圧が均等に加えられません。同じ理由で羽の開いた歯ブラシも適切に磨けないので、早めに交換しましょう。
また、歯ブラシが大きいものは奥まで届かず、プラークが落としきれないため、[ふつう]の硬さで平らな毛先のサイズは2cmくらいのコンパクトサイズな歯ブラシを使用することを推奨します。

歯みがきに適した歯ブラシ

歯間ブラシやフロスは使った方が良い?

歯間ブラシ小さい~大きいサイズ

磨きレベル90点の人が95点にしたければフロスを使ってもいいですが、多くの人は90点に全く満たないのでまずそこを目指すためには、歯間ブラシを使いましょう。

歯間ブラシが入らないところは、無理に入れて使わないようにしましょう。歯周病やその予備軍の人たちは、ぜひ歯間ブラシを使用してください。

自分が歯周病かどうか知らない人は、歯周病専門医による総合的な診断がもちろん必要ですが、歯肉炎になったことがある人は要注意ですね!
炎症によって歯茎が腫れる(歯肉炎)→支持骨が下がって歯茎が下がるという順で歯間が現れます。その歯間にプラークがたまるので、歯間ブラシが必須なのです。

歯間ブラシのサイズはスカスカなほど細すぎず、入らないほど大きすぎず、歯間に合う適度なサイズのものを選びましょう。

歯茎の腫れている時に歯間ブラシを使うと、出血するかもしれませんが、その血は、膿(=炎症に対する免疫細胞の死骸)なのでどんどん出すように歯間ブラシを使ってください。3日もすれば、歯茎の腫れは落ち着いてきます。出血が怖いからといって、あまり歯間ブラシを使わないでいるとさらに腫れてきますよ!

いつ磨く?どのくらい磨く?

ご存知の通り、歯磨きは食後に行うことが重要です。食後すぐ、または食後30分以内に磨くのは良くないなどとネット上では議論になっていますが、科学的に有意差はありません
例えば、朝は朝食後出かける前に磨く。昼はランチ後の休憩終わりのときに磨く。夜は夕食後の就寝前に磨く。など食後に忘れないタイミングで磨くのがいいでしょう。

そして、2×2×2×2(スウェーデン式)という考え方があるので、参考にしてみてください。

  • 1日2回以上歯を磨く。
  • 1回2分以上歯を磨く。
  • 1回2cm使用フッ化物入り歯磨き剤を付ける。
  • 歯みがき後2時間(最低でも30分)は飲食を避ける。
歯ブラシに歯みがき粉2cm付けた様子

歯磨き粉はたっぷり2cm!

歯磨き剤(歯磨き粉)の付ける量は、たっぷり2cm程度歯ブラシに取ってください。節約のために少量付ける方もいるようですが、もったいぶらずに多めに取りましょう。

これらは科学的に証明されており、虫歯や歯周病を予防する上でとても重要なことです。

より良い歯の磨き方は?

まず、磨くルート(順番)を決めます。そして磨く部分それぞれに適した方法で歯を磨いていきます。
ルートは例えば、歯間→奥歯→境目→表面といった具合です。磨き残さないことが目的なので、ご自身が磨きやすいルートを決めてください。

磨き方は3種類あるので、それぞれの場所に適切なブラッシング方法を身につけましょう。

(1)歯間の磨き方

歯間ブラシで10往復程度動かしていきます。

歯間ブラシの使い方

(2)表面(隣接面、咬合面、フラットサイト)と歯の裏側、奥歯の終わり部分の磨き方

食べたり口を動かすことでプラークが溜まりにくいこれらの部分は、歯に対してブラシを垂直に当てて縦磨きをします。

縦磨きをする場所と歯ブラシの動かし方

(3)歯と歯茎の境目の磨き方

バス法で磨いていきます。Drバスが考案した方法で、振動法とも言います。

【バス法(振動法)とは?】
1本1本の歯と歯茎の境目に、歯ブラシを斜め45度に保ったまま、しっかり圧をかけながら20秒小きざみに振動させるように当ててプラークを落と歯のみがき方を言います。

角度45度に保ち圧を加えて小刻みに歯を磨くバス法

「圧をかける」といってもどの程度の圧力を加えればいいか、なかなかわかりませんよね。その辺りは、予防歯科を推奨している歯医者さんで、きちんと指導してくれますので、担当医に聞いてみましょう。

ゴシゴシこするようなストロークではプラークは落とせないし、適切でない角度や強すぎる圧で歯みがきをすると、歯茎を傷つける原因にもなるので、しっかり指導を受けてくださいね!

うがいについて

最後に歯を磨き終わったら、あまり多い水でブクブクうがいをするとフッ素イオンが余計に流れてしまうため、15mlの水で15秒間だけゆすぎます。
※15mlは大さじ1またはペットボトルキャップ2個分が目安になります。

少量の水でゆすげる低発泡ライオンのチェックアップスタンダード(1450ppm高濃度フッ化物入り)歯みがき剤は特におすすめです!

ちなみにリステリンなどの洗口液を使いたい方は、歯磨き後はやはりフッ素イオンが流れてしまうので、使うのであれば歯磨き前に行ってくださいね。

歯の磨き方のまとめ

自宅で出来るプラークコントロールとして歯の磨き方について説明しました。

必要なツールは3種類。

  • 高濃度フッ化物入り歯磨き剤
  • 硬さ[ふつう]で平らな毛先のコンパクトな歯ブラシ
  • 歯間ブラシ(人による)

タイミング等は2×2×2×2(スウェーデン式)。磨き方としては、

  • 磨くルートを決める
  • 縦みがき&バス法(振動法)
  • 15mlの水で15秒うがい

歯の磨き方を知ってはいても、チェックしてみるとほとんどの人はなかなか磨けていないですねー。しっかり磨けている人がレアなほどです。

みなさん、ぜひ、磨けているかどうかのチェックと、落としきれていないプラークを落とすこと、さらに歯科専用高濃度フッ素を塗布してプラークコントロールをする予防歯科の受診をおすすめします!!