大勢の人は気づかないうちに、睡眠中に歯ぎしり(食いしばり)をしています。自分はしていないだろうと思っていても、実はしています。ほとんどの方がしているのです。嘘でしょ?と思いますよね?でも実際、歯ぎしりしていない人の方が稀なくらいなんです。
では、ヒビから虫歯になったり最悪割れてしまうこともある歯ぎしりから歯を守るためには、いったいどうしたらよいのでしょうか?
歯ぎしり(食いしばり)の原因は?放置したらどうなるの?
人はストレスや、頭や目の疲労・緊張を取るために歯ぎしりをします。なので歯ぎしり自体が悪いわけではありません。(もちろんストレスを減らし疲れを取ることも大事です。)
日中に歯を食いしばる人もいますし、多くの人は夜中に知らず知らず歯ぎしりをして眠っています。
スマホ、PC、ゲームでモニターを2時間以上見る人は、目の疲れが大きいので食いしばる力はかなり強力です。
そして、本来は入れるべきではないセラミックを入れられた治療を受けた人は特に要注意です!!(セラミックは歯より硬い材質ですからね!)
治療されていない健康な歯であっても、歯ぎしりで歯にかかる力は相当なものなので、歯が削れたりヒビが入ったり、その隙間から菌が侵入し虫歯になったり・・・。最悪パキッとヒビ割れして、歯根(歯を支えている歯の根っこ)がなくなると歯を失ってしまう原因になります。だから歯ぎしりから歯を守ることがかなり重要になってくるのです!
歯ぎしり(食いしばり)から歯を守る方法
では、どのようにして歯ぎしりや食いしばりから歯を守っていけば良いでしょうか?
目や頭を緩ませることも大切ですが、忙しい現代人にはなかなか難しいですよね。。。
そこで重要な対策として、睡眠中にマウスピースをはめることをお勧めします!
初日は違和感がありますが、徐々に慣れていく人は多いです。中には、安心感によってマウスピースをはめたほうが眠りやすい人もいるくらいです。
マウスピースには市販の物や、歯医者で作る物とがありますが、市販のマウスピースは1,000円代~と安い分、サイズが合いづらくフィット感はないし、どれが自分に合うかわからず結局いろいろ購入してしまうようです。
歯医者で作るマウスピースは、保険適用で約5,000円、2回の通院で自分の歯にぴったり合うオーダーメイドのマウスピースを作ることができます。
歯の代わりにマウスピースが消耗されていくので、マウスピースがあなたの歯を歯ぎしりから守ってくれますよ!
マウスピース(ナイトガード)のお手入れ方法
マウスピースのお手入れ方法は、水洗いでOKです。気になるときには、入れ歯洗浄剤に漬けて洗浄してもいいですし、マウスピース用の洗浄剤に漬けて洗浄してもいいです。
洗浄剤で洗うと使用感がスッキリします。
変形してしまう恐れがあるので、お湯洗いはNGです。
まとめ
今回は、歯ぎしり・食いしばりから歯を守る方法についてお伝えしました。
ストレスが多い現代人にとってマウスピース(ナイトガード)は必需品なのかもしれませんね。
歯の削れは肉眼で確認できますが、ヒビ割れは自然光や部屋の明かりでは見づらくわかりにくいです。当院のライトで照らすとよく見えるので今度見てみてください。びっくりしますよ~