TIPS
ラバーダム無しの根管治療による根尖病変。
土台作成時の根の穿孔。
歯周病されていないクラウン作製。
他院の10年前の治療。
根の先が、吸収して短くなってます。
28才の患者さんが検診で来院されました。
【赤部分】クラウンの不適合、中で虫歯が進み、ボロボロになります。
【黄部分】根管治療失敗による根尖病変。歯根吸収を起こします。
甥の外科医より、根管治療の針(ファイル)を飲ませた事故の相談を受けました!
器具が出ない時は、開腹手術です。
ラバーダムをしない歯医者にはかかってはいけません。
左 根管治療の針
右 ラバーダム
10年前、他院で前歯の小さい虫歯治療(レジン充填)が隙間があったために虫歯が神経のある部位まで進み、膿んだケース。
小さな虫歯でも、正確な治療でないと重症化します。
左 根の尖が腫れてます
右 根管治療の開始
当院治療例
ファイバーポストレジンコア直接法
左 ファイバー試適
右 完成
左 根の尖に膿の袋ができてます
右 青木歯科で再治療直後
薬の入り方に注意!
もちろん、ラバーダム
マイクロスコープ使用
2つの歯科医院で破折なので抜歯と言われた患者さん。
破折でなく根管治療の失敗でした。治療可能です。
歯医者に抜歯と言われたら注意してください!
左 歯周ポケット8mm
右 レントゲン写真
ヨーロッパの専門医は、必ず行います。
青木歯科では、必ず嫌気性培養して根管内の細菌も確認してます。
1ラバーダム殺菌前の細菌
2ラバーダム殺菌後
3根管治療前の細菌
4根管治療後
A. 金属かファイバーポストジンコアの選択肢があります。歯根破折の予防には、レジンの方が良いです。細くて強度が必要な歯では、金属の方が良いです。歯科医の慎重な見極めが重要です。
歯の根の治療時に根管内に細菌を入れない事が、治療の成功のために最も重要ですが、日本の専門医の資格(?)と有する歯科医でも必ず使用するのは、驚くことに6割という研究が、最近の歯内療法学会から発表されました!
被せ物(クラウン)を外さずに、穴を上から開けて治療できることも多いです。ただし今多く使われているジルコニアは、硬過ぎて不可能です。ジルコニアは、硬過ぎて人体に使うべきでは無いという意見も多いのです。
A. 歯の根は、特に先の方で枝分かれが多く、細菌除去が困難です。そのため、一度細菌感染し病変ができると、正確な治療でも成功率は80%に下がります。
故宮原あつむ先生日本の超音波による根管治療のパイオニアです。若い時に大阪のクリニックへ見学に行ったのが、忘れられません。現代の根管治療で、超音波ファイル無しには考えられません。
昨日来院された患者さんもそうなのですが、根管治療の失敗の歯に根管治療を正確に治療できない、知識のない歯医者にかかると破折したと抜歯を勧められるので、気をつけてください!
A. 使い捨てにはしません。この患者さんは、おそらく器具の折れることか感染の心配をしているのでしょうが、ファイルの破折は新品でも使い方で折れます。器具は、完全滅菌することで大丈夫です。